摂津 平通城



ファイルNo3714

直登の城跡ですが、山上に石垣の残る郭と明瞭な堀切が残る

              西側切岸の石垣痕跡              

@ ひらどおりじょう 
  別名 岡崎城 

A住所:豊能郡能勢町平通
B目標地点:松岡台団地
C形式:山城  D比高:110m 
E現況:山林

F遺構等:郭・石垣・堀切
G時代/人物:戦国期/岡崎氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  15分

J撮影・訪問時期:2021年02月

  

道案内 ←城跡   ←登り口

京都縦貫道の亀岡インタを下り、国道423号線を能瀬方面に進みます。約13km先、妙見口の信号で右折し府道4号線に入ります。約1.4km先の野間峠をつづれ折れの道で越えます。京都府から大阪府に入ってから約3km先が野間中の信号です。直進するとすぐに天然記念物「野間のけやき」の大木があります。約300m先がY字で左手が府道604号線で右手が府道4号線です。ここから府道4号線を猪ノ子峠を越えて約2.8km先で右手方向に田尻川沿いを進み、約1.2km先で府道106号線を横切ります。約3.5km先の信号で左折し、府道104号線(府道4号線と供用)に入ります。約100m先の信号で右折し、府道4号線に入ります。約1.4km先が国道173号線との交差点の栗栖の信号です。

栗栖の信号を左折し国道173号線に入ります。約3.5km先の下田の信号(能勢第二トンネルの手前の信号)を右折します。ループ道路を左カーブで約300m先を右折し、すぐを右折して松岡台団地方面に進みます。山裾を約300mほど登った地点が直登の登り口です。 

あるいは、大阪からは、阪神高速11号線池田線の池田木部ランプから国道173号線に入ります。約20km先、鳥越橋を越えたら能勢第二トンネルです。トンネルを抜けて約200m先が下田の信号で左折します。

訪城備忘録

城跡は国道173号線の能勢第二トンネル上の山上にあります。松岡台団地に入る道で団地の手前ですぐに山に入れる地点から入りました。明瞭な登城道がありませんが、わりと登りやすい斜面でした。途中に帯郭状の平坦地があったり、両サイドに大きな窪地があって真ん中に土橋が通るような箇所があったりしますが、どれも団地開発関連の忘れ物でしょうかね。山上までの斜面にはところどこお大岩が露出してます。主郭手前には小郭かなと思われる削平地もありました。山上の主郭は岩が露出し、削平は甘いんですが、主郭の西・南西周囲(登って来た斜面側)に石垣の痕跡が何カ所か残り、南から主郭に入る虎口は坂虎口で、その虎口に大石で石列があります。東側尾根に下りると土橋付の明瞭な堀切があり、その先の尾根にもう1条堀切があります。基本は主郭のみの単郭で、削平面だけ見るとちょぼい城跡に見えるんですが、石垣、堀切はお得な感じがしましたよ。

眺望
歴史

史料では岡崎左衛門尉宗盛が城主で、天正七年(1579年)に織田勢(織田信澄)と戦い討死し城も落城したとされます。

南西の石垣痕跡      主郭背後尾根の堀切
主郭虎口の大石の石列
  
          斜面の大石    斜面にある堀・土橋状(遺構では無いですね^^;)
頂部手前   頂部手前石列に見える
頂部手前小郭    主郭手前
主郭西側石垣痕跡
主郭西側石垣痕跡
主郭南西側石垣痕跡
主郭と南側坂虎口と大石の石列
主郭虎口大石の石列
石列の反対側大石       石列
主郭と坂虎口・石列
主郭
主郭背後の堀切を上から
主郭背後の堀切を横から
主郭背後の堀切土橋
尾根のもう一つの堀切と土橋
堀切を横から
堀切を下から
堀切を下から

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