大和 椿尾下城



ファイルNo2172

                       堀切     

@ つばおしもじょう 
  別名 

A住所:奈良市北椿尾町
B目標地点:地福寺
C形式:山城  D比高:30m 
E現況:山林・田畑

F遺構等:郭・堀・堀切・土塁
G時代/人物:戦国期/椿尾氏・筒井氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  10分

J撮影・訪問時期:2009年06月・2021年02月

  

道案内 ←城跡    ←城域侵入口

西名阪道五ケ谷インタを下り、北へ進みます。約800m先で左折し県道187号線に入ります。約1.5km先で逆Y字に右折します。道なりに登ります。約1.2km先で再び逆Vに右折します。約400m先で上の道と合流します。約200m左手の集落背後が城域ですが、城域に侵入するのは集落からさらに約500mほど進んだ左手、障壁がV字に加工され登れるところがあります。そこからまっすぐ矢竹の密集藪に入ります。 <昔は地福寺側の斜面から入れたと思いますが今は立入禁止になってました。>

訪城備忘録

北側の斜面から超矢竹藪を10mほど突っ込みますと北端の堀切に出ます。堀切は西側斜面に竪堀として落ちています。南に向いて進みます。堀切から登ると北の郭です。ここも矢竹の藪はきつい。20mほど進むと明瞭な大堀切です。この堀切も西側へ竪堀が落ちています。ここの南上が副郭ですがでその先が主郭です。副郭は矢竹藪がさらにきつくて探索は無理です。なんとか越えて段差を登ると主郭です。今までよりは藪はきつくなくなりましたがそれでも動き回れるほどではないです。主郭東下に堀切があるうようですがパスしました。南へ下りると、L字の通路状の堀が斜面に落ちています。南へ尾根上に削平地が延びています。この西側支尾根にも堀切があるようですがこちらもパスしました。さたに南に行くと尾根上に幅があり長さもある大きな南の郭に至ります。ここだけは藪は少ないです。西側一段下に長く帯郭があります。東側一段下にも帯郭状の平坦地があるようですが藪です。南郭にはU字にくぼんだ箇所があります。西側帯郭と接続していますが遺構なのか?大きな南の郭の南端には尾根上を横断し、東下の麓まで落ちている空堀・土塁があります。尾根上はきれに見られますが、斜面は藪です。 この南の郭の南側下に南の堀切、さらに100mほど先にU字の長い堀切がありますが今回は藪でみませんでした。 2009年訪城時より2021年訪城時はさらに藪化が進んでるように見えます。

城跡遠景
歴史

築城時期は定かではないようですが椿尾氏が築城したとされます。古市氏から筒井氏に従いました。筒井氏が椿尾上城を築城し下城も改修されたと考えられます。

主郭方面(右手主郭)          尾根の郭  
  
北端の堀切(矢竹の藪)
北端から落ちる竪堀
主郭・副郭の北側下大堀切
主郭・副郭の北側下大堀切
主郭南下の横堀から竪堀のL字堀(細底道?)
南の郭と郭に食い込んだ空堀(遺構?)
南の郭と郭に食い込んだ空堀
南の郭端の尾根を横断する空堀と土塁
南の郭端の尾根を横断する空堀と土塁
城跡の麓からの眺望<遠くに西名阪が見える>

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