大和 福住井之市城



ファイルNo2170


                主郭と西の郭の間の堀切  

@ ふくずみいのいちじょう 
  別名 

A住所:天理市福住町
B目標地点:井之市区公民館
C形式:山城  D比高:100m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀・堀切・土塁・石垣・標識
G時代/人物:戦国期/越智氏・福住氏
H満足度: 凸凸+
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  20分

J撮影・訪問時期:2009年06月・2022年05月

  

道案内 

国道25号線沿い(名阪道の一本松インタと福住インタの間)、井之市区公民館のところで入り、道なりに集落北側の山の麓の民家まで行きます。門のある民家の西隣の民家の脇の細道を入り、民家の裏側で民家の裏の台地に登る細道を登ります。その台地の背後に城跡までの道が続いています。最初は少し笹藪状態ですが、すぐにしっかりとした山道が続いています。
 
訪城備忘録

登城口には以前は無かった城跡標識がありました。主郭にも城跡標識があります。主郭・西の郭は笹藪状態ですが、西の郭と主郭の間の堀切から主郭の南下を巡る堀は土橋状の障壁がいくつも付けられていて特異な構造をしています。ただ、はっきり壁の土塁がわかるにはひとつだけですけど・・・。 また、西の郭の下を巡る横堀も明瞭で、さらに、西の郭斜面には武者隠しと思われる土塁側溝があり、この城が戦闘を行った事を想像させてくれます。主郭の北下斜面には石垣が残存しています。わりと石が大きい。主郭から東尾根側に郭が数郭ありますが、中間と先端に明瞭な堀切があります。郭内は藪だったりして動きづらいですが、郭群の東下〜南下はわりと歩きやすいです。

登り口の城跡標識
歴史

元々は福住氏を攻めた越智氏・十市氏の砦として築城されたようですが、その後は福住氏の詰めの城として機能したようです。

    西の郭の横堀         主郭下を巡る障子堀の外側土塁
主郭北下石垣
 
主要部虎口(土塁)
城跡説明板       東堀
主郭下を巡る障子堀(手前障壁土塁)
     障子堀の土塁         西の郭下の横堀(上から)
主郭と西の郭の間の堀切
主郭と西の郭の間の堀切
主郭と西の郭の間の堀切
武者隠し遺構 
西の郭
西の郭西下横堀
主郭
主郭城跡標識     主郭北下腰郭
主郭北下石垣
主郭東側副郭東下堀切
東の尾根郭
東端の堀切
東郭の北斜面の竪堀
  
      民家の脇の細道       登り口  正面の台地に登り、茂みに道が続いてます

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