大和 毛原城



ファイルNo2092

   空堀(2009年)     

@ けはらじょう 
  別名 

A住所:山辺郡山添村毛原
B目標地点:
C形式:山城  D比高:70m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀・堀切・土塁
G時代/人物:室町期/気原氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  県道から10分

J撮影・訪問時期:2009年05月・2023年03月

  

道案内    ←登り口

名阪国道(国道25号線)の針インタで下り、国道369号線を南下します。4.3km先の外の橋の信号で左折し県道28号線に入ります。700m先の信号で左折し県道127号線に入ります。途中(2.2km先)、梁田地区で県道127号線は左手方向になりますが、そのまま道は県道781号線となって進みます。 梁田地区から6.5km先、上笠間でのY字二股を左手に進み、県道782号線に入ります。3km先左手が下笠間集落です。ここからさらに2kmほど進むと県道244号線との合流点です。左角に石材所があり、この背後の山上が城跡です。T字を左折し県道244号線に入り、150〜200mほど進んだ左に登り口があります。細い道の斜面を登ります。尾根上は丸裸で、奥が城跡です。 

あるいは、西名阪道の神野口インタで下り、国道25号線を天理方面に進みます。2km先、県道244号線に左折します。角にゴルフ場の大きな看板があります。ここから山道を5kmほど行くと毛原地区です。
 
訪城備忘録

切り立った尾根先端に城跡はあります。訪城時、城跡周囲だけは木々が生い茂ってましたが、その背後の尾根上は木々は伐採され、すすきの野原のようになってました。城跡は主郭の西側を防御する二重の空堀が見所です。主郭側の堀は今も深く明瞭です。主郭は尾根先端で空堀側が大土塁になっています。その基壇部分に石積列があったんですが、これは遺構なんだろうか? 主郭東側に虎口があり、いったん北側に曲がって下り、U字で南に下り、さらに麓に向かって東に下りていくという二つの桝形虎口になってます。下の虎口の外側は片土橋的な感じで虎口土塁の沿って短い空堀状の窪みがあります。主郭背後尾根側の空堀と空堀の間も郭があり、かつ、交差した空堀が連結して外側の空堀の外にも堀で囲まれた郭が形成されています。単純な単郭方形の城ではないですね。

2023年、久しぶりに訪城しました。2009年時の事をまったく覚えてませんでした。^^; 

城跡遠景
歴史

気原氏の居城とされます。気原氏は筒井氏に従っていたようです。明応六年(1467年)に越智氏に攻められて落城したようですが、その後も筒井氏の城として機能したようです。笠間城が近く、こことの関係もあったと推測されます。

主郭側空堀
主郭土塁と石列?  2009年      空堀    
       登り口      登城道斜面から城跡遠景
  
主郭背後外側の空堀<主郭土塁並行で北側>
主郭背後外側の空堀<縦方向>
外側十字空堀
外側十字空堀側の郭?と土塁
主郭背後外側の空堀<主郭土塁並行で南側>
主郭側空堀と外側空堀の間の虎口?
主郭側空堀と主郭土塁を横から
主郭土塁上
主郭側空堀と外側空堀の間の平坦地と土塁
主郭側空堀(南側)
主郭側空堀(北側)
主郭側空堀(北側)
主郭側空堀(北側)から落ちる竪堀
主郭側空堀(北側から南側を見る)
主郭土塁
主郭石列
主郭北側虎口?下の石列痕跡?
主郭内と背後の高い土塁
主郭東側虎口と石列痕跡?
主郭東側虎口からの城道
主郭東側虎口から城道経由で下の虎口
下の虎口を外側から
主郭北側斜面

近くの城・関連の城: