紀伊 松本氏居城



ファイルNo4261


            堀切            

@ まつもとしきょじょう 
  別名 和深川城 

A住所:西牟婁郡すさみ町和深川
B目標地点:和深川王子神社
C形式:山城  D比高:40m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切・土塁・石積み
G時代/人物:戦国期/松本氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  10分

J撮影・訪問時期:2025年11月

  

道案内 

紀勢自動車道のすさみインタを下り、県道38号線に入ります。道なりに約4km先の信号を左折し国道42号線に入ります。約400m先のすさみ駅前の信号です。ここから約4km先(白鳥トンネルの次のトンネルから約500m先)を左折します。約3.5km先(和深川王子神社から約300m先)、左手の尾根先端が城跡です。明瞭な登城道がありません。昔はあったようですが、城跡まで比高で40mですが、比高で20mくらいまではどこも薮状態です。東側に斜面に養蜂箱がならんでいる斜面もありますが、ここからは上が斜面でより藪です。結局のところ、西側のカーブのところから取り付き、斜面を登ります。薮に埋もれている灯篭を越えてもう少し登ると小道が現れます。ここを登った先が城跡です。

訪城備忘録

和深川王子神社を越えて数軒の民家があり、最後の民家の先で道が大きく左カーブしている左手の支尾根の先端が城跡です。登り道については道案内の通りです。

城跡とは反対側、紀勢本線を橋で越えたところに丸山の掘割と呼ばれる岩盤の切通がありますが、城とは関係はない感じです。

城跡は主郭手前に狭い平坦地があり、切岸を登ると主郭です。主郭は四方を土塁が巡ります。主郭北側下のはわりと明瞭な堀切があります。主郭土塁の西側外側斜面や堀切の斜面に石積みが残存しています。藤原城に似た感じの石積みです。主郭内の北側に石積み囲まれた行者の祠があります。

歴史
登り道斜面

詳細不明です。在地豪族の松本伊予守の城と伝わるようです。周参見氏が入封後は周参見氏に従ったとされるようです。


        主郭と土塁      堀切側斜面の残存石積み
城跡反対側の西方向の山々
  
丸田の掘割
丸田の掘割
紀勢本線
城跡反対側東方向の山々
主郭切岸
主郭土塁(虎口?)
 主郭土塁と行者祠
主郭土塁と行者祠
主郭土塁 
主郭土塁
主郭土塁と外側石積み
堀切
主郭北側切岸の残存石垣(堀切内から)
堀切
主郭西斜面残存井石積み
主郭西斜面残存井石積み
主郭西斜面残存井石積み
主郭北側切岸の残存石垣
主郭北側切岸の残存石垣
堀切
主郭内

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