播磨 谷城



ファイルNo3904


              三の郭北側の三重堀切の一つ              

@ たにじょう 
  別名 永良城 

A住所:神崎郡市川町谷
B目標地点:大歳神社
C形式:山城  D比高:100m 
E現況:山林

F遺構等:郭・三重堀切・二重堀切・土塁・説明板
G時代/人物:室町期/永良氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  20分

J撮影・訪問時期:2023年02月

  

道案内 

中国自動車道福崎インタを下り、播但自動車道の市川南インタで下り左折します。 約800m先の西川辺の信号で右折し国道312号線に入ります。4.5km先で左折し小室橋を渡ります。約500m先のT字を左折し県道404号線に入ります。約800m先を右折し、約500m先を左折します。約200m先を右折し、約200m先右手が大歳神社です。神社本殿左手から登って行きます。

訪城備忘録

大歳神社からつづら道を登って行きます。尾根先端付近で主要部が望めます。主要郭群は綺麗に伐採、整備されているんですが、主要部南下にある二重堀切には伐採した木々、枝などで埋め尽くされとても遺構が見られるもんではありません。主要部先端郭の西下には石垣の残るようですが全く見えない状況でした。二重堀切の郭下側堀切の斜面(切岸)に石積みのような大石数個が見えましたが、どうなんでしょうかね? 

二重堀切横を進み、上に登ると南段郭を二段越えたら主郭です。この辺はほんとに奇麗に伐採されてます。その分、二重堀切が悲惨なんすね^^; 主郭は円形状で大変広いです。主郭の西側下の腰郭も広いです。主郭の北側、一段下がったところが北二の郭です。北側端に低い土塁が横たわります。北二の郭の高い切岸を西側から下りて北二の郭の北側下が北三の郭です。ここは長方形状で主郭に次ぐ広さがあります。北側端に引き土塁があり、郭の南側端あたりが盛り上がってます。北三の郭の南端から西側下への道があり、北三の郭の下を越えると三重堀切があります。遊歩道でイマイチの三重堀切と思いましたが、北三の郭下の一条目の堀切を薮を越えて奥に行くと明瞭な堀切とそれに続く堅堀が見られます。これは納得の堀切です。 三重堀切を越えて、尾根の西下斜面を下りていくと井戸があります。沢状斜面の途中にある井戸で石組みが確認できます。尾根に戻り次のピークまで登ってみました。二段の平坦地はありますが、明瞭な遺構には見えませんでした。

市川町では一番大きな城跡だそうです。段郭は猫の額のようなものではなく、それなりに広く、主要郭は大変大きいです。堀切の状態は残念でした。

大歳神社の説明板
歴史

赤松則村(円心)の孫の永良則綱(赤松守範の七男)が明徳年間(1390〜94年)の間に築城されたとされます。永禄年間(1558〜70年)に永良雅親が城主の頃に落城したとされます。 <現地説明板より>

三重堀切の外側二条      井戸       
現地説明板より
主郭付近からの眺望
  
南端から二重堀切・主郭方向を見る
二重堀切の一つ(尾根側)
二重堀切の一つ(郭下側)
石積み痕跡?
主郭南下郭
主郭西下腰郭     主郭南下郭
主郭
主郭北二の郭と土塁
北二の郭から主郭切岸
北二の郭から北三の郭を見る
北三の郭
北三の郭先端土塁    北三の郭     
北三の郭から北二の郭の切岸
北二の郭の切岸
三重堀切
三重堀切<三の郭下堀切>
三重堀切<三の郭下堀切>
三重堀切<三の郭下堀切>
三重堀切<尾根側ののこり二条>
井戸(三の郭西下谷部)
三重堀切先の尾根     尾根頂部   

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