丹波 般若寺城



ファイルNo3602

八上城攻めの際の明智光秀本陣と伝わる

              中間の堀切              

@ はんにゃじじょう 
  別名 笹山砦 

A住所:丹波篠山市般若寺
B目標地点:正覚寺
C形式:山城  D比高:60m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切・(石碑・説明板)
G時代/人物:戦国期/明智氏
H満足度: 凸+
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  麓から10分

J撮影・訪問時期:2019年10月

  

道案内     

舞鶴若狭自動車道の丹南篠山口インタで下り、県道94号線に左折し篠山市中心部に進みます。5Km先の信号で斜め右へ県道77号線に入ります。1.4Km先の信号で左折し国道372号線に入ります。2.8Km先八上上の信号を左折します。600m先で橋を渡ると般若寺の信号です。右折し県道702号線に入ります。600m先で斜め左に入りすぐに右折します。細い道を200mほろ行ったところが通信設備で、その手前の畑を横切り支尾根まで10mほど直登、あとは支尾根を山頂まで登ります。途中から遊歩道の跡がありますので、正覚寺のところから登る道がある感じです。(京都方面からは京都縦貫自動車道の亀山インタで下り、国道372号線を湯の花温泉経由で進みインタから35Km先が八上です。この国道372号線はデカンショ街道というらしいです。小野新という信号から9Km先、八上上の信号です。) 

訪城備忘録

山頂部の尾根に東西に郭があり、中間に堀切があります。東側はピークになっていて、ここが主郭でしょうか。 尾根部分の中間部の浅い堀切が唯一の遺構のようです。2016年頃に地元の有志の方が整備をされたようですが、現在は荒れ放題で、西の郭も藪になってます。麓の正覚寺の山門は茅葺屋根で趣があります。遠目で見ただけだったんですが山門横に石碑・城跡説明板があったようです。見落としました。^^; 正覚寺には元々般若寺があり、天正七年(1579年)の攻防で焼失し、その跡地に江戸期になって正覚寺が建てられたとの事です。

近くに野間砦という砦もありますが、こちらは作業用道路などもできて城跡の趣がほとんど無くなっています。

麓より八上城
歴史

天正三年(1575年)丹波攻めを開始した明智光秀は、天正六年(1578年)に八上城の向城としてこの城を築きました。天正七年に降伏した八上城の波多野秀治が光秀と会談したのもこの城とされます。

東端のピークを下から    城域内    
  
斜面    尾根上
中間の堀切
野間砦  3603
城域内
城域内
野間砦から八上城

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