丹波 栗栖野城



ファイルNo3346


                            城域手前堀切土橋

@ くりすのじょう 
  別名  

A住所:篠山市栗栖野
B目標地点:大歳神社・若林寺・栗栖野公民館
C形式:山城  D比高:100m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切・土塁?
G時代/人物:室町期/酒井氏
H満足度: 凸+
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  神社から20分

J撮影・訪問時期:2017年11月

  

道案内 ←登城口    ←城跡

舞鶴若狭自動車道の丹南篠山口インタで下り、県道94号線に左折し篠山市中心部に進みます。約5Km先の北の信号で右折し県道49号線に入ります。約1.6Km先で右折し国道372号線に入ります。約6Km先(舞鶴若狭自動車道のガードを越えてから100m先)、篠山城の残念石Aがあるところを左折し、約300m先のT字を左折、50m先を右折します。約150mの右手が栗栖野公民館です。ここに車は駐車させてもらいます。斜め向かいに大歳神社の鳥居があり、この鳥居の左手に篠山城残念石Bがあってこの間の小道を入ると神社本殿裏手くらいでフェンスに扉がありここに入ります。後は道なりに比高100mほど進むと二の郭の地蔵堂に至ります。
 
訪城備忘録

間違えて高速道路沿いのゲートをくぐり高速道路のトンネルを越えて反対側の山へ比高200mほど登ってしまったです。ガレ場の塹壕のような道があってしんどい思いをしましたが間違いでした。^^; 

城跡は道案内の通り、神社本殿裏手付近のゲートをくぐります。

そこからは小道が尾根上の二の郭地蔵堂まで続いています。手前に薄いですが堀切と土橋が残ります。二の郭下北側には出っ張った平坦地も確認できます。二の郭には地蔵堂が建っており、その先の一段高いところが主郭のようですが、もう何年も使われていないと思われる山小屋が建ってます。しっかりした山小屋ですが、こんなとこに住んでた?そんなこともないでしょうが・・・?? 

主郭西側端に土塁の痕跡のような盛り上りがあります。その先の岩場をこえると尾根にほとんどわからなくなっている堀切の痕跡もありました。 城としては小さな城で遺構も定かではないものでした。

麓の大歳神社の横には篠山城築城の際切り出されて使用されなかった石材の残念石が多数あります。 ここ以外に国道沿いに2ケ所、残念石が展示されています。

尾根上
歴史

築城時期は定かではないですが、酒井信綱が築城したとされるようです。酒井氏は波多野氏と同族のようで、相模から移り住み鎌倉期の御家人としてこの一帯に勢力を持ったようです。戦国期、酒井氏は波多野氏に従っており、明智光秀の丹波攻めに対して波多野氏とともに抵抗したようですが、八上城開城の前年の天正六年(1578年)には廃城になったようです。

二の郭を下から         土塁痕
城跡の紅葉
  
山小屋のある主郭
栗栖野の篠山城残念石
国道沿い@ 石碑に「栗栖野城跡公園」と刻まれています。
国道沿い@
国道沿い@
国道沿い@
国道沿いA
大歳神社横(栗栖公民館前) B 大石に「丁場城」と刻まれています。
矢穴   大歳神社横(栗栖公民館前) B  刻紋(刻印)
大歳神社横 B 刻紋(刻印)

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