丹波 安口城



ファイルNo2893

三重堀切が見事な城跡

                            主郭背後の堀切

@ はだかすじょう 
  別名  

A住所:篠山市安口
B目標地点:
C形式:山城  D比高:60m 
E現況:山林

F遺構等:郭・土塁・堀切・竪堀・石垣
G時代/人物:戦国期/籾井氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  国道沿いから15分

J撮影・訪問時期:2014年06月.10月
             2016年03月

  

道案内 ←登り口  ←城跡

京都縦貫自動車道の亀山インタで下り、国道372号線を湯の花温泉経由で進みインタから約25Km先、国道372号線と県道54号線との合流地点からさらに国道372号線を約5km進んだ西野々の信号から約1.8km先、右手の丘陵頂点が城跡です。城跡には国道の右手の川に安口に入って2本目の小さな橋を渡って畦道で山のふもとまで行きます。左手に墓地を見ながら右手方向に谷道から山道へ続いています。 獣除けのフェンスゲートがありますので、丁寧に外して、お帰りはちゃんと戻してください。
 
訪城備忘録

谷部から続くつづら道を登ると主郭虎口に至ります。主郭は山側に低い土塁が半周ほど廻り、土塁の中央はやや幅があり、石積みの痕跡も残ります。 背後を降りると明瞭な堀切が見られ、さらに、小さな平坦地を越えると三重の堀切があります。斜面に刻まれた堀切で反対側から見ると高低差がよくわかります。さらに尾根側には一騎駈けのような細尾根になってましたが、遺構かは?です、主郭から尾根先端側には4段ほどの段郭があります。 小さな城ですが、堀切は一見の価値のある城で、戦国期に戦いで落城した城と考えると、興味深いです。

2016年03月
城仲間からちゃんとした石垣が残存しているという情報をもらい寄りました。主郭東斜面にわりとはっきりした石垣が残っていました。

城跡遠望
歴史

築城年代は定かではないが、籾井城の支城として築かれたようです。元亀年間(1570〜73年)に籾井綱重が隠居して籾井城から移ったのがこの安口城と言われます。天正五年(1577年)、明智光秀の丹波進行で落城したとされます。

主郭背後の堀切
三重堀切B
三重堀切B
三重堀切B
城跡遠景
主郭背後の堀切                       三重堀切B
東斜面南側の石垣
東斜面南側の石垣
東斜面南側の石垣
東斜面中央の石垣痕跡

  
  主郭                          主郭土塁と石積み
主郭背後の堀切からの竪堀               三重堀切A   
BからAの堀切を見る      三重堀切             @の堀切

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