播磨 / 恒屋城



ファイルNo2846


        空堀

@ つねやじょう 
  別名  

A住所:姫路市香寺町恒屋
   旧:飾磨郡香寺町

B目標地点:香寺荘
C形式:山城  D比高:200m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切・竪堀・堀・土塁・説明板
G時代/人物:室町期/恒屋氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  20分

J撮影・訪問時期:2014年01月・2014年03月

  

道案内 ←登り口 ←城跡

中国自動車道福崎インタを下り、県道25号線を西に進み、福崎大橋西の信号で左折し国道312号線に入ります。4.2km先、溝口の信号で右折し、県道410号線に入ります。(500m先で播但線溝口駅横を越えます) 3.6km先、北恒屋に入り、県道左手に北恒屋公民館があります。 ここを右折するか、100m先の路地を右折(案内板があります。)し、50m先で左折します。 案内板に従い右折し、民家の西側に城跡用の簡易駐車場があります。 ここより登ります。
 
訪城備忘録

2014年大河ドラマ「軍師官兵衛」の影響で、幟が立ったり、整備もされていました。 また、近くにある温泉施設香寺荘は居館跡とされ、その西北側200m先、中村には集落の背後に重臣花村氏の館跡と言われる中村構があります。  この城は前城と後城の一城別郭の構造になっています。登り口からまずは前の城まで登ります。標識には20分となってますが、比高で100mちょっとでしょうか。前城の斜面には畝状竪堀を見ることができます。これも整備のおかげかな。 一段上には前の城の主郭と言うべき郭がありますが、その下の周囲を空堀が巡っています。 前の城の後方、後の城の二の郭下までに尾根に平行に長い土橋状態で土塁が続いていますが、なんの施設なのかよくわかりません。二の郭下も空堀が巡り、折れが入っており、防御性を高めています。この空堀は明瞭でなかなかいい感じです。二の郭の空堀反対側斜面には竪堀を見ることができます。 二の郭から山頂部の後の城主郭まで段郭が続きますが、途中、堀切や水の手と呼ばれる空堀が巡っています。 主郭は思ったより小さいという印象です。木々が伐採されていて、眺望はバツグンです。 主郭に盗掘の穴なんていうもんがありました。 昭和10年頃にこの城に財宝があるという噂で掘られたらしいです。 確かに城跡にはそんな伝説がある城跡もありますなぁ。

補則
1月に行った時は下記写真の登城口でしたが、3月には新しい登城入口ができてました。

登城口
歴史

嘉吉年間(1441年〜43年)に恒屋氏が築城し、天正四年(1576年)、あるいは、天正八年(1580年)に羽柴秀吉に攻められ、落城したとされます。
後城二の郭下空堀
主郭虎口からの眺望       南の山への夕日
居館跡(香寺荘)と右は中村構居        城跡遠望    
  
前城の畝状竪堀        前城の先端郭
前城の空堀
前城と後城の間の土塁       二の郭を下から<後方山頂は主郭>
後城二の郭下空堀
        後城二の郭     二の郭先端から空堀越しに土塁
後城二の郭竪堀
水の手(空堀)
堀切       虎口
  主郭        主郭からの空
空堀から竪堀へ        空堀から後城を見る

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