但馬/ | 利神城 |
ファイルNo2778 |
2021年よりガイド付きの登城が解禁となりました。登城には予約とガイド料が必要です。
① りかんじょう |
道案内 ←城跡 ←登城口 | |||
中国自動車道の佐用インタを下り、料金所の先の信号を左折し、国道373号線に入ります 4.2km先、左手が道の駅宿場町ひらふくです。道の駅から国道を横切り、平福駅へ向かいます。100m先で右折し、300m先を左折し鉄道のガードをくぐります。ガードにはフェンスがありますが、入れます。 ガードをくぐると廃屋があり、右折して登城道を登ります。 |
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訪城備忘録 | |||
2013年当時、「石垣が崩壊のおそれがあるため登城はご遠慮ください」の但し書きがあります。禁止ではなく、登城道のフェンスも施錠はされていませんので、自己責任ということと理解しました。2018年時点では登城禁止となったようですが、2021年3月より三の丸までですがガイド付きで登城可能となったようです。但し、予約が必要であり、1名につき2500円のガイド料が必要です。 平福駅手前の駅とトンネルの間にあるガードをくぐり、フェンスを開けて右手に進み、トンネルの横を登って低い尾根上に出ます。ここから城跡まで長い尾根道をひたすら登って行きます。途中、尾根が細くなり両側崖というところなどあり、注意が必要です。城跡は本丸を中心にV字に広げたような形です。登ってきた尾根先端(三の丸)から見上げた本丸は堂々としています。相当に石垣は崩れていますが、これはこれで廃城マニアにはたまらない光景です。尾根道から本丸までの崩壊に比べ、東へ張り出した尾根上の石垣、北側の枡形虎口の石垣、北側の一直線50mほどの石垣はしっかり残っています。西側の石垣は崩れた箇所はありますが、なかなか見ごたえがあります。竹田城には劣りますが、この城も天空の城ですな。なお、旧登山道が北西側からありましたが、崩壊が著しいため、今は登れないようです。さらに、城跡北側麓、県道443号線沿いで庵川と県道が接近したところに林道入り口があり、その林道で城跡の東側尾根上、鳥取自動車道の利神山トンネルの上くらいのところまで登れるようですが、現在は使えるかは?です。 2022年01月に再訪しました。 目的地はここではなく、思い立って朝に立ち寄りました。時間も無いので山上の城跡には登れませんが、麓の御殿屋敷の石垣を見てなかったので、寄ってみました。大手門の石垣で満足して播但線の向こう側の御殿屋敷北側の残留石垣を見るの忘れたです。^^; 平福宿内にある光勝寺の山門は利神城の移築と言う言い伝えもあるようです。 |
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貞和五年(1349年)、別所敦範が築城したとされます。 その後、別所氏が長く支配しましたが、天正六年(1578年)、羽柴秀吉方の尼子勢の山中鹿之助幸盛に攻められ落城しました。その後、宇喜多氏の属城でしたが、慶長六年(1601年)、姫路城主となった池田輝政の甥、池田由之が二万五千石で入り、5年をかけて大改修しました。慶長十三年(1608年)、輝政は利神城のそびえる三層天守に危機感を感じたのか?、天守の破却を命じ、慶長十四年(1609年)、由之は退去させられ、備前下津井に転封しました。元和元年(1615年)、輝政の六男、池田輝興が二万五千石で入封しますが、寛永八年(1631年)、輝興が赤穂に転封となり、廃城となりました。 |
利神城 平福御殿屋敷 3788 |
① りかんじょう ひらふくごてんやしき 別名 ②住所:佐用郡佐用町平福 ③目標地点:平福駅・道の駅宿場町ひらふく ④形式:平城 ⑤比高:ーーm ⑥現況:畑地 ⑦遺構等:郭・石垣・説明板 ⑧時代/人物:江戸期/池田氏 ⑨満足度: 凸凸 ⑩最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間: 道の駅から10分 ⑪撮影・訪問時期:2022年01月 |
平福駅の手前の細い農道を北側へ約300mほど進むと御殿屋敷の南石塁が横たわります。現在は大半が畑地となり、御殿跡の中を播但線の線路が貫通していますが、大手門跡、南石塁などが残ります。御殿主殿は播但線の北側であったようで。ここの北側端にも北石塁が残るようですが見落としました。^^; ここから利神城への登城道があったようですが、崩落が激しく使用はできないようです。 南北朝期の別所氏の頃にも居館はあったのかもしれませんが、現在の遺構は慶長六年(1601年)以降、池田由之が築いたものです。 |
平福陣屋 2777 |
道の駅宿場町ひらふくの南側、国道373号線沿いに陣屋門が残ります。 寛永十七年(1640年)、(松井)松平氏の康朗、五千石の領地となり、代官が置かれ、陣屋が築かれました。天保六年(1835年)、一時期天領になりましたが、文久三年(1863年)、松平氏に2500石が再度与えられました。 菩提寺の正覚寺に陣屋玄関が移築とも言われるようです。 |
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