備前 黒山城



ファイルNo3558


                            

@ くろやまじょう 
  別名  

A住所:倉敷市浦田〜福田町浦田
B目標地点:
C形式:山城  D比高:60m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀・土塁
G時代/人物:戦国期/内田氏・塩見氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  県道275号線の登り口から15分

J撮影・訪問時期:2019年05月

  

道案内 ←城跡  ←登り口

山陽自動車道から瀬戸中央道に入り、早島インタで下り、国道2号線岡山バイパスを倉敷方面に進みます。約7.2km先、大高の信号で左折し、県道275号線に入ります。約1.3km先で県道は陸橋になります。陸橋下の信号から200mほどで中央分離帯が切れてますので、ここで右折します。反対側に民家が一軒あり、その前で斜め左に登る道があります。約100m先で駐車するスペースがあり、右手周囲は墓地になってます。駐車した所に下の墓地へ下りる小道がありますが、それは下りないで、小道に入ってすぐをコンクリート基礎沿いを右手に行きます。竹藪に入り、それを抜けると左手方向に城道のような古道がありますのでこれを左手に登って行くと城跡です。

訪城備忘録

周囲は住宅街の小山で南側山腹まで墓地があるためか、この小山は手つかずになってます。主郭周囲をわりと分厚い土塁が巡り、東下と南下に副郭を持ち、主郭南側と北側に虎口があります。竹藪を抜け、城道を登って来ると右手に竪堀状で坂になっている堀があり、この堀は東の郭側に90°折れて東の郭の東端まで廻っています。東の郭と主郭の間にも横堀が残ります。主郭は卵型で周囲を土塁が巡って北側と南側に虎口があります。北側虎口は坂虎口となって主郭西下に下りています。主郭西下にも堀が残ります。この付近は割と平坦で西の郭という事になるかもしれませんが、防御的な構築は無く、よくて兵站地かなと言う感じです。主郭南側虎口は凝ってます。 主郭を出ると虎口郭があり、90°左に折れて南の郭に下ります。ここの部分は坂虎口です。南の郭で90°右に折れて虎口を抜けると城道です。虎口郭の西側にも竪堀状の堀が入ってます。小さな城ですが特に南虎口に特徴がある面白い城でした。

竹藪に向かう地点
歴史

詳細は不明のようです。一説には内田丑之助が築城し、毛利氏に属しましたが、その後、三村氏に属したものの、天正三年(1575年)に討死、北面城の城代の塩見左衛門(石見守)が黒山城を領したとされます。

       主郭土塁    主郭下郭から主郭虎口郭への虎口
城跡からの眺望
  
南側から東側へ屈曲する堀と南の郭の竪土塁っぽい土塁(左手)
竪堀・竪土塁状を上から
主郭東側下横堀
東の郭と低い土塁
主郭周囲を巡る土塁
主郭北側の坂虎口
主郭西下横堀
主郭土塁(けっこう分厚くてそこそこ高い)
主郭内
主郭南側虎口
主郭南側虎口を主郭内から虎口郭を見る
主郭虎口郭から南の郭に下りる虎口
南の郭から城道に出る虎口

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