安芸 鏡山城



ファイルNo3403

     北斜面の畝状竪堀 

@ かがみやまじょう 
  別名 

A住所:東広島市西条町御菌宇〜鏡山2丁目
B目標地点:鏡山公園
C形式:山城  D比高:100m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切・竪堀・土塁・碑・説明板
G時代/人物:戦国期/大内氏
H満足度: 凸凸+
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  鏡山公園駐車場より20分

J撮影・訪問時期:2018年03月

  

道案内 ←鏡山公園駐車場

山陽自動車道の西条インタを下り、国道375号線で右折します。約6km先、御菌宇の信号で右折し国道2号線(西条バイパス)に入ります。約1km先、道照の信号から400m先で側道に入ります。御菌宇ランプの信号で左折します。約900m先で左折し坂を下りた右手が鏡山公園の駐車場です。駐車場から大池を右手に見ながら山の方へ進みます。池の端でそのまままっすぐ山へ伸びている道がありそこに入ります。途中で二又に分かれますがどちらからでも城跡に行けます。

訪城備忘録

二又の所から左手は直線的に尾根まで階段が続いており急です。右手は距離は長いですが緩やかで(伝)東出丸、竪堀を見ながら尾根に登ります。二つの道が合流した西側に最初の堀切と土橋があります。ここより主要部という事になります。ここの城は畝状竪堀が見所ですが、最初の堀切のそばにあり南斜面の畝状竪堀はやや草木が多く見にくい状態、五郭の東下の畝状竪堀は完全に藪で見えませんでした。それに比べ北斜面の畝状竪堀は草刈りもされ大変見やすくなってました。西側尾根には岩場を削り込んだ二重堀切が明瞭です。二重堀切、北側畝状竪堀には三郭から廻り込んで行けます。三郭から二郭、五郭から二郭、連続堀切から主郭の切り立った切岸はなかなかです。この城、井戸が5ケ所(私は4ケ所のみ確認)がよく残ります。なかなかいい感じの城跡でしたが、比高が低いという事で戦国最終段階前に破却されたという事ですが、今見る城跡の姿は美しいです。

説明板
歴史

長禄・寛正年間(1457〜66年)に大内氏によって築城されたとされます。大内義興が大内氏当主の時の大永三年(1523年)、尼子経久はこの城を攻め落城させます。大永五年(1525年)大内氏は鏡山城を奪還しますが、曾場ケ城、槌山城に拠点を移したため鏡山城は廃城になったとされます。

西側二重堀切のひとつ 二の郭から主郭を見る
現地説明板より
城跡遠景(大池から)
眺望
  
尾根から城跡方面      最初の堀切と土橋
東側の堀切と土橋
     五郭の虎口       五郭から二郭の切岸
          大手郭      大手郭より主要部を見上げる
三郭と石積み痕跡
西側の岩場の連続堀切
連続堀切より主郭を見上げる    堀切            
北の郭      北の斜面
北面の畝状竪堀
北面の畝状竪堀
北の斜面
二郭    主郭
主郭の石積み痕跡
二郭から主郭
    五郭を見下ろす     北の畝状竪堀を見下ろす

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