越後 平林城



ファイルNo2685


                        大土塁と大堀    

@ ひらばやしじょう 
  別名  

A住所:村上市平林
    旧:岩船郡神林村

B目標地点:
C形式:丘城  D比高:30m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀・竪堀・土塁・碑・説明板
G時代/人物:南北期/平林氏・色部氏
H満足度: 凸凸+
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  8分
J撮影・訪問時期:2011年10月

  

道案内 

日本海東北自動車道の荒川胎内インタを下り、国道113号線に入ります。5km先、十文字の信号で左折し国道7号線に入ります。5.2km先、平林の信号を右折します。ここから道が細いです。すぐの十字路を右折し、250m先の郵便局の前の道に左折します。500m先の千眼寺の前で道は右折します。400m進むと道は左折し300m先が城跡入口です。
 
訪城記録

しっかりとした土塁に囲まれ、周囲を明瞭な空堀がL字に巡る主郭、近世の城郭並みの広さがある中郭、岩館郭、中郭と岩館郭を隔てる大土塁と大きな空堀、川沿いから主郭に通じる枡形の虎口、これが戦国の居館とは思えない堂々とした遺構が残ります。詰城である加護山城には行けなかったのが残念です。

城址碑
歴史

築城時期は定かではありませんが、鎌倉期は平林氏の居城であったようです。南北朝期に平林氏は南朝方であり、北朝方の色部氏に攻められ落城、その後は色部氏の居城となりました。慶長三年(1598年)、上杉景勝の会津転封に従い、色部長真も会津に移ったため、平林城は廃城になりました。


主郭虎口                 主郭空堀

現地案内板より

  
城跡入口の切岸と堀
主郭土塁と堀                 主郭虎口(内より)
主郭の大土塁                   主郭  
中郭(二の丸)               中郭背後の堀
主郭下城道虎口
   家老屋敷                 主郭大土塁背後の空堀
岩館郭(三の丸)

加護山城への入口            平林城・加護山城遠望

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