陸奥・陸前 仙台城



ファイルNo1633


            復元大手門脇櫓            

@ せんだいじょう 
  別名 青葉城  

A住所:仙台市青葉区川内
B目標地点:
C形式:平山城  D比高:70m 
E現況:山林

F遺構等:郭・石垣・堀・土塁・土塀
    ・復元櫓・碑・説明板

G時代/人物:江戸期/伊達氏
H満足度: 凸凸+
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  麓の駐車場から20分
J撮影・訪問時期:2006年11月・2025年04月

  

道案内 ←駐車場

東北自動車道の仙台宮城インタを下り、国道48号線(仙台西道路)で仙台市内に進みます。約6.5km先、西公園前の信号で右折し、約300m先の大町の信号で右折します。約600m先、(大橋を渡った先)仙台国際センター前の信号を左折します。約300m先の左手が駐車場です。巽門跡ルートで登り、沢門そばで左折し、本丸に向かいます。

訪城備忘録

2006年に訪城はしていたんですが、記憶にあるのは復元櫓と本丸内のお店で牛タンを食ったことくらいでしたので、再訪しました。

私は仙台国際センターの地下駐車場に車を停め、大手門を経由して本丸に向かいました。最初、左手に三の丸(東丸)の子門の石垣とそれに続く土塁が見られます。その先は外堀であった五色沼を見ながら登ると大手門です。大手門などは戦災で焼失してますが、大手門脇櫓は復元されており、反対側の二の丸には北面土塀が残り、これは城内唯一の現存のようです。ただ、二の丸自身は公園で明瞭な遺構はほどない感じです。

大手道を登ると、途中、中門の石垣を通過します。さらに登ると沢門跡を越え、本丸石垣に至ります。本丸虎口まで続き、この面を北壁石垣と言うらしいですけど、高さは17m、斜度70°もあるそうです。見上げるとそそり立ってます。詰め門から酉の門までは北面石垣というらしいですが、こちらは石垣修復中のため入れませんでした。(2006年訪城時には詰め門跡の説明板の写真があるので見たんだろうけど記憶にないです。^^;) 

本丸内は中央に護国神社があり、伊達政宗の騎馬像、本丸御殿の大広間の礎石展示などがあります。仙台市内の眺望もいいです。ただ、有名な懸造のところも現地はただの斜面と言う感じでした。同様に巽櫓跡も石垣があるでなしで物足りない感じでした。護国神社の裏手、護国神社の駐車場からの埋門跡の背後は西の丸で、天守が建てられる区域でしたが、実際には建てられずでしたが、現在は廻りをフェンスで囲っていて、ほぼ雑木林で入ることもできませんでした。

戻りは沢門から巽門へ向かって下りました。途中、清水門の石垣があります。現在は一部ネットが張られていますが、これは東日本地震のためです。さらに下りて、巽門の石垣と礎石を見て麓まで下ります。現在は長沼と呼ばれる三の丸に沿った外堀が残ります。宮城県知事公館の正門には中門(寅門)が移築されてます。 説明板には移築時に扉は付け替えられたと書かれてますが建物遺構の少ない仙台城では貴重なものではないかね。

伊達政宗の居城であり、広い城域で、本丸北壁石垣は高さ規模もさすが仙台藩と言う感じではありますが、全体的には公園化され、やや物足りなさを感じるのは私だけでしょうか・・・。

歴史
本丸の城址碑

伊達政宗によって慶長七年(1602年)に築かれました。政宗は翌年に岩出山城から移りました。この頃は本丸周辺だけで、二代忠宗の時の二の丸の造営は寛永十五年(1638年)に幕府より許可を得て翌年完成しました。仙台城は江戸期を通じて伊達家の居城であり続けました。



本丸北壁石垣     清水門石垣
本丸北壁石垣
現地案内板より
伊達政宗像
伊達政宗像のお顔をアップ
本丸からの眺望(2006年)
  
三の丸子門石垣
三の丸土塁(2006年)
五色沼(外堀)
五色沼(外堀)と反対側は三の丸
二の丸石垣と土塀
二の丸      二の丸詰の門
大手門脇櫓(2006年) 
大手門脇櫓
中門石垣 
中門石垣
本丸北壁石垣
本丸北壁石垣 2006年
本丸北壁石垣
本丸北壁石垣(真下から)
本丸北壁石垣
本丸
本丸
本丸大広間礎石
伊達政宗像 2006年
仙台市内
懸造
巽櫓
埋め門(クランク状で高い土塁です)  
 
巽門への道沿いの石垣
巽門への道沿いの石垣
巽門への道沿いの石垣
清水門石垣 2006年
清水門石垣
清水門石垣
清水門石垣 2006年
清水門石垣
土塁
土塁
巽門礎石
巽門石垣
長沼(外堀)
長沼(外堀)対岸は三の丸
移築城門(知事公館)

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