下野 犬飼城



ファイルNo2600

屈曲した空堀、明瞭な土橋 豪族の館城が完存の城跡

          主郭から堀を見る   

@ いぬかいじょう 
  別名 根小屋城 

A住所:宇都宮市上欠町
B目標地点:聖山公園・うつのみや遺跡の広場
C形式:丘城  D比高:20m 
E現況:山林

F遺構等:郭・土塁・堀
G時代/人物:室町期/小山氏
H満足度: 凸凸+
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  遺跡の広場から10分

J撮影・訪問時期:2011年01月

  

道案内 ←城跡 ←登り口

東北自動車道の鹿沼インタを下り、宇都宮市街方面に出てすぐの信号を右折します。さつきロード(有料:国道121号線バイパス)を越えたさつきロード入口の信号でで左折し県道3号線に入ります。2.1km先の下砥上町の信号で左折(本線はガードをくぐる感じになってますから側道から信号を左折)し、すぐをいったん右折しさらにすぐを左折します。集落内をクネクネ1kmほど進むと姿川に至ります。正面の丘の左側先端が城跡です。橋を渡り。丘の麓まで来ると右手を進むと「うつのみや遺跡の広場」、その先が聖山公園です。左に進むと山すそを進むと丘の反対反対側に出て、小さな川にかかる箸の手前を右手に100mほど進むと右手城跡の麓に土塁のような土の盛り上がりがあり、墓があります。ここから登るとすぐに堀です。 
訪城備忘録

当日は「うつのみや遺跡の広場」から南の水田のあぜ道を進んで城跡に入りましたが、案内のように丘の反対側入ると近いかもしれません。さて、城跡ですが、主郭を東側以外三方を空堀が囲み、その西、北側に二の郭相当の郭があって、二の郭とは北側の東端と西側の南端に土橋で繋いでいます。南側の堀は二の郭から主郭まで丘を切ったように深い堀が横たわっています。その堀は二の郭の西側に廻り込んでいます。主郭の堀もクランク状の曲がりが入ってます。残念ながら主郭の半分は藪状態ですが、良好な遺構が残っている城跡でした。

城跡遠望
歴史

康歴元年(1379年)に小山義政が築いたとされます。その後、犬飼氏の居城となり、元亀四年(1573年)に犬飼康吉のときに宇都宮氏に攻められ、康吉が討死し城も廃城となったと伝わります

   西側の堀        西の堀から土橋を見る
集落側から城跡       集落反対側から城跡
  
二の郭北側土塁     主郭北側の堀
西側の堀から
     主郭と土塁     主郭西側の土橋。向こうは二の郭
南の堀から

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