下野 岡本城



ファイルNo2272


         東側堀  

@ おかもとじょう 
  別名 

A住所:宇都宮市中岡本町
    旧:河内郡河内町
B目標地点:岡本北小学校

C形式:岡城  D比高:20m 
E現況:山林・田畑・宅地

F遺構等:郭・堀・土塁・(碑・説明板)
G時代/人物:南北朝期/岡本氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  岡本北小学校から10分

J撮影・訪問時期:2009年09月

  

道案内 

東北自動車道の宇都宮インタを下り、国道119号線を宇都宮市内に進みます。1.8km先、宇都宮IC入口の信号で宇都宮北道路(国道119号線バイパス)に入ります。6km先の信号で左折します。5.4km先、下川俣町の信号で左折し県道128号線に入ります。4.2km先の信号で右折し、2.2km先の信号で県道73号線を越えて200m先の右手が岡本北小学校です。

訪城備忘録

岡本北小学校の北側の道を北に入っていくと3軒ほどの宅地があり、細い路地を通ると畑地に出ます。前方に見えている茂みが城跡です。畑のあぜ道を通って行くと主郭の虎口に至ります。方形の主郭の四方を土塁と深い空堀が巡ります。虎口には土橋が残り、主郭東側の堀は折れが入っています。往時の城はこの丘陵先端にある主郭から岡本北小学校くらいまでが城域だったようで、主郭前の畑地からは発掘調査で二の郭の堀が検出されたそうです。東側の丘陵端にある稲荷神社のあたりにも堀と土塁のような遺構痕跡が見えます。主郭のみはきちんと遺構の残る城跡でした。なお、西側の県道沿いからも入れるようで石碑と説明板があるようです。

主郭土塁
歴史

南北朝期に岡本信濃守富高と子の正高によって築かれたとされるようです。その後、玉生氏が入ったようです、慶長二年(1597年)に玉生氏の主君である宇都宮氏が改易となり、岡本城も廃城になったとされます。

  主郭土塁       主郭虎口・土橋
堀を北側下から      主郭西側の堀と土塁
稲荷神社付近土塁?       城跡遠景
  

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