上野 平井金山城



ファイルNo2667

山内上杉家本拠地

             主郭北下の虎口・堀切、土橋    

@ ひらいかなやまじょう 
  別名 城 

A住所:藤岡市下日野
B目標地点:日野小学校
C形式:山城  D比高:200m 
E現況:山林

F遺構等:郭・土塁・竪堀・堀切・石積み・碑・説明板
G時代/人物:戦国期/上杉氏
H満足度: 凸凸+
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  登山口から25分

J撮影・訪問時期:2011年09月

  

道案内 ←登り口

上信越自動車道の藤岡インタを下り、県道13号線を5km南下します。いったん国道254号線に入り、すぐに上大塚東の信号で県道175号線に入ります。5km先、金井の信号を直進します。700m先右手に登城口駐車場があります。

訪城備忘録

自分的訪城数2500城目の城として訪城しました。9月も半ばを過ぎたというのに暑いです。日野小学校前の駐車場から山(金山)に入ります。登り始めるとすぐに3段ほどの石垣が点在している箇所を通過します。この石垣、畑かなにかの跡でしょうね。ここからきつい坂道を尾根まで登ります。尾根先端に物見台郭があります。石段が数段残っているようですが、見た目ではよくわからんです。東尾根から主郭に向かいます。郭が何箇所かあり、浅い堀切が二箇所ほどありました。主郭手前に城址碑、説明板があり、わりと明瞭な堀切土橋がありました。主郭虎口は坂虎口のようになってました。登り口から主郭まで1kmほどの距離となってます。主郭の標識には南面に大石垣と書いてあり廻ってみましたが、岩山によくある大石で節理であり石垣には見えませんでした。

郭は主郭下の北西部分に少しと北尾根に大きく城域は展開します。主郭北下で北西と北の郭が堀底道で繋がり、北側に明瞭な虎口、堀切・土橋が残ります。ここより井戸郭まで段郭が続き、井戸郭には岩盤の井戸跡がありました。井戸郭から井戸と反対側に進みます。井戸郭までは整備されていますが、ここからは未整備です。夏場ですから蜘蛛の巣がきつい^^; 何度も顔を蜘蛛の巣に突っ込んでしまいました。櫓門は周囲を石垣で構築されていたようで二段ほどの石垣がいたるところに残ります。こういうのを見ると宝探しで宝を見つけたみたいでうれしいんですよねぇ。この日、真夏並みに暑く、麓に下りてきた時にはTシャツからは滴る汗でした。

主郭手前の城址碑
歴史

永享十年(1438年)に(山内)上杉憲実あるいは家臣の長尾忠房が築城したいう説があります。平井城の詰城の役目を果たしました。天文二十一年(1552年)、北条氏に圧迫された上杉憲政は越後に逃亡し城も廃城になったようです。


主郭虎口      櫓門石垣
現地案内板より
城跡遠望
  
物見台郭(石段が残る)       堀切   
虎口
 浅い堀切      主郭手前堀切
主郭南斜面石垣?    主郭の空 
  主郭下北西郭     主郭北西から北側の虎口城道
主郭北下虎口、堀切・土橋       北尾根郭  
井戸郭手前堀切・土橋        井戸  
櫓門までの段郭     櫓門石垣
櫓門の郭      櫓門下の堀切
櫓門石垣      櫓門

近くの城・関連の城: