上野 愛宕山城



ファイルNo2607

            堀と屈折した土塁    

@ あたごやまじょう 
  別名 

A住所:安中市松井田町坂本
    旧:碓井郡松井田町

B目標地点:
C形式:山城  D比高:80m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀・土塁
G時代/人物:期/
H満足度: 凸+☆
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  20分
J撮影・訪問時期:2011年02月

  

道案内 

上信越自動車道の松井田妙義インタから、県道51号線に出ます。900m先、五料の信号で左折し国道18号線に入ります。5.5km先でY字を左手に入り、国道18号線の旧道に入ります。3km先、道が大きく右カーブしさらに左カーブする箇所でドライブインを超えた先の右手に中仙道ハイキングの入口があります。ここから登り、堂峰番所の案内板を50mほど過ぎて右手へ逆V状に尾根を進みます。番所の上を通り、5分ほどで城跡です。
 
訪城備忘録

基本は単郭方形の城のようです。主郭を土塁が巡り、その外側を空堀が巡りますが、途中、折が入っていたりで、やや技巧的です。虎口前は角馬出しらしいんですがどうも分かりにくい。また、主郭内は藪状態でした。近くの堂峰番所は中山道の番所だったようで、周囲に石積みが残ります。また、さらに中山道を碓氷峠方面に進むと、天正十八年(1590年)前に北条氏が防衛のために掘った大堀切が残っているようです。さらに、松井田町方面に五料茶屋本陣という建物が現存しています。この建物は江戸期に大名が参勤交代のために中仙道を進んだ際の休憩場所であったようです。訪れた日にはお雛様展をやってました。古い江戸期の雛が多数展示されています。五月前後は五月人形が展示されるとのことでした。

歴史

築城者、築城時期は定かではないようです。天文年間(1532〜55年)に武田氏が上野進攻のため構築し、天正十年(1582年)以降は北条氏の城として機能したようです。

空堀
現地案内板より      登城入口の看板
  
堂峰番所の石積み
中仙道
妙義山
五料茶屋本陣(お西)
享保雛展
五料茶屋本陣(お東)

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