下総 助崎城



ファイルNo2657

千葉氏系大須賀氏居城

          主郭前空堀     

@ すけざきじょう 
  別名 

A住所:成田市名古屋
   旧:香取郡下総町
B目標地点:乗願寺

C形式:丘城  D比高:40m 
E現況:山林・水道施設・寺・宅地

F遺構等:郭・土塁・堀・案内碑
G時代/人物:鎌倉期/大須賀氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  案内碑から5分
J撮影・訪問時期:2011年07月

  

道案内 

東関東自動車道の成田インタを下り、国道295号線(空港通り)を成田市街地に向かいます。2.7km先、寺台インターで国道51号線を香取市(大栄)方面に入ります。10km先、吉岡十字路の信号で左折し県道79号線に入ります。10km先、新宿入口のバス停付近(県道が大きく右カーブのところ)で左折します。1km先右手が乗願寺で、寺からさらに300mほど進んだ十字路で左折して200mほど進んだ左手台地が城跡です。入口に城跡の案内標識が立っています。 

訪城備忘録

入口から少し登るとすぐに主郭虎口に至ります。手前左手に大きな空堀があり、これは主郭の三方を囲んでいるようです。空堀手前には帯状の平坦地があり、これも遺構なんでしょう。主郭内は水道施設のようなものがありますが、周囲に低い土塁が巡ります。南下へ降りると、帯郭があり、空堀の端と連結していました。城域は乗願寺近くまであったようで、二郭は畑に、乗願寺の先の内宿コミニュティセンター横は古墳跡で、城としては櫓とかあったようです。なお、成田市大室にある円通寺には表門が移築されているとの事です。

入口の案内碑
歴史

築城時期は定かではないようですが、千葉常胤の子の胤信が築城し、大須賀氏を名乗ったとされますので、鎌倉初期の頃のようです。その後、大須賀氏は松子城を本拠とし、助崎城は分家の城であったようです。戦国まで生き抜き、北条氏に従いましたが、天正十八年(1590年)の北条氏滅亡とともに廃城になったようです。

空堀      主郭南下
 空堀        主郭土塁
南下帯郭     主郭虎口
  

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