豊前/ 馬場城



ファイルNo1663

            主郭北側下の空堀  

@ ばばじょう 
  別名 

A住所:豊前市馬場
B目標地点:城山桜公園・来迎寺
C形式:山城  D比高:90m 
E現況:山林(公園)

F遺構等:郭・土塁・堀・堀切・説明板・碑
G時代/人物:鎌倉期?〜/仲蜂谷氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  来迎寺より15分

J撮影・訪問時期:2007年02月

  

道案内  

北九州・行橋市方面から来ると、国道10号線の椎田バイパス(有料)を越えると中村の信号です。(旧国道10号線でも中村の信号を右折します。)ここを右折し、U字に下りて行きます。国道の下のT字の信号を右折し県道232号線に入ります。約1.2Km先で右折し、すぐに川を渡ると、先が馬場集落です。200m先にT字の感じに道がなっていて、正面に「城山公園」の看板と薄く見えなくなった説明板があり、左に行くと来迎寺です。この説明板から山に向かって細い道があります。すぐに民家に当たりますが、この民家を左回りで巻くように細い道が山に続きます。民家の裏手に廻ると、観音堂の坂道になり、観音堂の左手から山道が続いています。  

訪城備忘録

民家の間から、山道に入ります。道には丸石が敷き詰めてあるのですが、雨が降ると滑ります。10分ほどで尾根に到着し、最初の郭に縄張り図付きの説明板が設置してあります。城跡は城山桜公園という名の公園になっていますので、整備され遺構は潰れているかなと思って登りましたが、縄張りをそのままにして桜を植えたという形になっていて、堀切・空堀・土塁はよく残されていました。大きく二つの郭になっていて、その周囲を横堀が巡っていて、要所に土塁を配するという感じです。二の郭に説明板が設置してあり、すぐ上が主郭です。奥へ副郭があり、一番奥の郭に城址碑とその土塁に仲蜂尾張守宗鎮公の碑が建っています。

歴史

宇都宮信房の五男家信が仲蜂谷氏を名乗りました。馬場城は、この仲蜂谷氏の城とされます。宇都宮信房は豊前宇都宮氏の始祖で、源頼朝より豊前の総地頭に任じられたとされます。馬場城は、縄張りからしては、戦国中期以降と思われます。史料には仲蜂谷尾張守宗鎮が弘治二年(1556年)の大友宗麟の豊前侵攻に抗して討死したという記録があるようです。馬場城は天正十六年(1588年)に中津城に入った黒田孝高に攻められ落城したとされます。 <現地案内板より>

現地案内板より
城址碑     主郭後方堀切
    遠景        二の郭からの眺望  
  
空堀

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