山城 上醍醐寺城



ファイルNo4275

築城途中で放棄された城郭遺構と下醍醐寺と上醍醐寺

             下醍醐寺三宝院唐門(伏見城より移築と伝わる。 国宝)  

@ かみだいごじょう 
  別名  

A住所:京都市伏見区醍醐醍醐山
B目標地点:上醍醐寺<開山堂・五大堂>
C形式:山城  D比高:400m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切
G時代/人物:戦国期/足利氏(三淵氏)
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  上醍醐寺まで80分

J撮影・訪問時期:上醍醐寺:2026年02月
 下醍醐寺:2014年09月・2023年06月
      2024年01月・2026年01月

  

道案内 

名神高速道路京都東インタを下り、国道1号線を五条方面に進みます。約1Km先の山科大塚の信号を左折し府道35号線に入ります。(この道はやや細いので通行には注意してください) 約2km先(大宅甲ノ辻町の信号)で名神高速自動車道のガードをくぐります。さらに、約1.8km先の醍醐新町の信号で斜め左に入ります。約400m先左手が醍醐寺の駐車場です。但し、午後3時半までに駐車場に戻れないようなら醍醐寺の駐車場には入れず近くのコインパーキングに駐車した方がいいです。

訪城備忘録

R館大学のO准教授が論考された上醍醐寺の城郭遺構について確認しに登ってみました。比高で400m、さすがにきつい(笑) 大文字山の如意岳城と同じくらいの比高でしたね。 下醍醐寺はなんどか行ってますが、上醍醐寺は初めてでした。ここは午後2時までに麓の女人堂の受付を通らないとその後の時間は登らせてもらえません。ただ、入山料は2024年に廃止になってますので、下醍醐寺境内を通らないで、下醍醐寺のフェンス沿いの外側を行けば無料で登れます。また、西国三十三カ所の十一番札所、准胝堂が2018年に落雷で焼失してます。今は下醍醐寺の観音堂で御朱印等は受けられます。登り口の女人堂から登り道にはずっと道標の石碑が建ってます。上醍醐寺の清瀧宮拝殿下まで十九丁です。四丁から五丁の間に豊臣秀吉が醍醐の花見をした際の花見御殿跡の平坦地があります。中間地点で十一丁というところです。十六丁でやっと尾根に登り、やや下がるようにして進むと上醍醐寺です。開山堂は十九丁の石碑から再び比高で50mほどつづら道を登って行きます。

さて、城郭遺構ですが、醍醐山山頂の北側、開山j堂の北側、奥の院の西側に残ります。奥の院は道が倒木が多く、開山堂から往復1時間のため、今回はパスしました。浅い堀切が複数あるようです。開山堂の背後はすぐ下に堀切が残っていました。その先の尾根は尾根頂部を削り込んで一騎駆け状にして両サイドに郭があるという形でした。郭側から見ると尾根が土塁に見えます。醍醐山側の遺構は醍醐山から北の斜面を下がると堀切があり、その先へ再度登って、下りだしたところのもう一つ堀切がありました。この三か所、確かに堀切でした。規模は小さな堀切ですが、はっきりと堀切とわかる形状が残っていました。ただ、どこを守るための堀切なのか、どういう意図で構築されているのか、よくわかりません。上醍醐寺を郭として北側の尾根を守ると言う事なんでしょうかね。もし、城郭遺構を見学に行かれる方がおられましたら、くれぐれも自己責任でお願い致します。

三宝院には伏見城からの移築とされる唐門(国宝)が残ります。ただ、伏見城からの移築は確定ではないようです。

下醍醐寺  秀吉醍醐花見の花見御殿跡  上醍醐寺  城郭遺構

歴史
総門




O准教授は築城は永禄十一年(1568年)、足利義昭の家臣の三淵藤英が築城を開始したもののすぐに放棄された築城途中の城と言われます。(永禄十一年は足利義昭が織田信長の支援を受けて信長と京都に入った年で、征夷大将軍に任じられた年です。) O准教授は史料から藤英が如意輪堂に陣を置き兵を入れた際に築城を開始したものの、すぐに撤退し、築城は中止されたとされます。


開山堂北下の堀切     醍醐山北側下の堀切
下醍醐寺
三宝院大玄関(重文)
唐門(三宝院内から)
葵の間・秋草の間・勅使の間/(重文)
葵の間
秋草の間・勅使の間
正面/表書院(国宝)
表書院(国宝)
表書院(国宝)
表書院(国宝)
表書院(国宝)
表書院(国宝) 
庭園と手前が表書院、奥が純浄観
純浄観(重文) 
表書院より庭園<正面:左が亀島・右が鶴島>
庭園
庭園
枕流亭側から表書院・純浄観
金天目と金天目台 (豊臣秀吉から醍醐寺座主が賜ったもの)
本堂(重文)
奥宸殿(重文)
奥宸殿(重文)
唐門(国宝)
唐門(国宝)
仁王門(西大門)
仁王門(西大門)
金堂(国宝)
金堂(国宝)
五重塔(国宝)  
五重塔(国宝)
清瀧宮本殿(重文)     清瀧宮拝殿
観音堂
秀吉醍醐の花見の花見御殿跡  
花見御殿下の尾根
花見御殿跡
中間点(十一丁付近)    登り道       十四丁手前  
尾根に到達(十六丁)
上醍醐寺  
清瀧宮拝殿(国宝)
清瀧宮拝殿(国宝)
正面:醍醐水 上:准胝堂跡
薬師堂(国宝)
如意輪堂(重文)
開山堂(重文)
開山堂(重文)
奥:如意輪堂 手前:開山堂
城郭遺構  
開山堂下の堀切
開山堂下の堀切
開山堂下の堀切
開山堂下の堀切
開山堂下の尾根
開山堂下の尾根の郭状削平地
開山堂下の尾根
五大堂
醍醐山
醍醐山北下堀切
醍醐山北下堀切
醍醐山北下堀切
醍醐山北尾根道
醍醐山北尾根堀切
醍醐山北尾根堀切
醍醐山北尾根堀切
醍醐山北尾根堀切
総門から仁王門を見る(背後右手の山が上醍醐)
地理院地図より周辺地図(見学は自己責任で行ってください。)

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