丹後 愛宕山城



ファイルNo3809


            堀切            

@ あたごやまじょう 
  別名 田辺山城 

A住所:舞鶴市引戸〜下権現
B目標地点:円隆寺・愛宕権現
C形式:山城  D比高:210m 
E現況:寺・山林

F遺構等:郭・堀切・畝状堅堀・土塁
G時代/人物:戦国期/氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  30分

J撮影・訪問時期:2022年04月

  

道案内      

舞鶴若狭自動車道の舞鶴西インタでおり、信号を左折し府道27号線に入ります。堀トンネルを抜け、国道27号線のジャンクションを舞鶴当面に向かいます。約4.5km先、西舞鶴駅前の信号で左折し、府道66号線に入り、約300m先で高野川を渡った先が円隆寺です。円隆寺本堂前が駐車場になってます。本堂の南側のお堂横から道が続いてます。

訪城備忘録

階段状の山道を中腹まで登るとお堂があり、ここからさらに山道を愛宕権現まで登ります。この愛宕権現が愛宕山城の主郭で、北側の鳶取山に愛宕山北城、愛宕山山頂に西遺構と大まかに三か所の城域があります。愛宕権現が主郭でこの石段下の斜面に畝状堅堀がありますが、薄くてよくわかりません。本堂西側に薄い堀切があり、その下、尾根上に明瞭な堀切があります。尾根を少し進むと祠があり、その先に堀切があります。ここの堀切もわりと明瞭です。さらに、愛宕山山頂付近まで行くと手前と奥に堀切(堀)があります。山頂もその先の西尾根も削平された雰囲気はなく、ここも臨時のものであったと思われます。

歴史
愛宕権現・秋葉神社

築城時期、築城者は不明ですが、恒久的な城ではなく、陣城に近いと思われます。史料には細川高国より志賀次良右衛門尉が田辺郷の代官とされたとあり、また、内藤宗勝が田辺に在陣した、さらに、細川藤孝が建部山城攻めで在陣したという記録があるようです。


西尾根堀切        西遺構堀切
愛宕権現(愛宕山城)から西舞鶴市内眺望
愛宕権現(愛宕山城)から田辺城を見る
田辺城二重櫓から愛宕山城遠望
  
円隆寺本堂         この奥が城跡への道
中腹のお堂      愛宕権現の石段
愛宕権現すぐ西側堀切
愛宕権現下西尾根堀切
西尾根の堀切と祠(虚空蔵像らしい)
西尾根堀切
西尾根堀切
畝状堅堀
畝状堅堀
西(愛宕山山頂)遺構
愛宕山山頂郭       堀?
尾根斜面から堀を見る

近くの城・関連の城:愛宕山北城