山城 槇ノ尾山城



ファイルNo3776


               主郭土塁             

@ まきのおやまじょう 
  別名  

A住所:京都府宇治市宇治山王町
B目標地点:平等院
C形式:山城  D比高:80m 
E現況:山林

F遺構等:郭・土塁・堀切?
G時代/人物:戦国期/ーー氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  20分

J撮影・訪問時期:2021年12月
(2014年09月・2016年07月)

  

道案内 ←城跡   ←駐車場  ←登り口

府道7号線で南下してきて宇治市の宇治橋西詰の信号から府道3号線に入り、平等院横を越え、宇治塔川の信号から宇治川沿いに入って約500m進ぬと右折できる細い道があります。ここの登ると「成長の〇」宇治別格本山・宝蔵神社に至ります。信者でないのでここに駐車はしにくいので平等院周辺の安めの駐車場に停めます。 登城口は府道から右折する道の沢反対側から登ります。

訪城備忘録

以前に府立茶業研究所側から入れないかと挑戦してみたのですが、フェンスや薮と谷であえなく断念しました。今回は宇治川沿いから登ります。横断歩道のある府道横から登ります。薄く踏み跡のある斜面を登ります。途中まで登ると道らしい部分も無くなり、斜面に広範囲に取り付けられた斜面崩落停めの鉄の枠を頼りに登ります。5mほどの段が三段ほどありますが、これが木が無いから捕まれなかったりして案外怖い。比高80mほどですが、無理せず慎重に登ってください。

尾根まで登るとそのまま進むとまずは深い空堀状の地形が現れますが、後世の道の跡のようです。さらに進むと手前に浅い堀切、真ん中に土橋状になった地形があります。この上が城跡ですが、この堀切・土橋状も遺構ではない感じです。この城は基本は主郭のみの単郭です。主郭には土塁が巡り、やや東側と南側に虎口があります。南半分は薮になってました。南虎口は見方によっては外枡形状です。この南虎口外側にいくつかの段郭らしきものもあります。東の下に下りると先ほどの山道の跡らしき地形が続いています。遺構は乏しいのかと思ってましたが、主郭を巡る土塁だけでも収穫でした。

なお、近くの平等院の南門等、さらに、宇治川対岸の興聖寺本堂は伏見城移築建物です。

府道(手前)からの登り口
歴史

詳細不明ですが、南の虎口は枡形状でもあり、在地勢力のみの城跡ではないのかもしれないとの事です。

主郭手前堀切・土橋状地形
主郭内と土塁
宇治川 右手の山が城跡
  
北側から登って最初の堀状(遺構ではない感じ)
東側虎口を郭内から
主郭土塁(東側)
南下段郭            南虎口外/右手主郭切岸
空堀状ですが遺構ではないようです。
右手主郭切岸
近くの史跡 平等院
平等院鳳凰堂

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