道案内 ←井尻北城 ←井尻中城 ←井尻南城 ←北城登り口 |
京都縦貫道丹波インタを下り、国道9号線を約8.4km先が橋爪の信号です。さらに約1.3kmが国道173号線との交差点の和田の信号です。(ここを右折し800m先が丹波綾部道路(京都縦貫道)の京丹波みずほのシンターですのでここからでもOKです) 和田の信号から国道9号線を約2kmが井尻の信号でここで左折します。約500m先を右折すると井尻公民館です。ここで車は停めて公民館の横の道を行くと小さな橋があり、これを渡って小道を右折します。丘陵側の民家を一軒超えると元は畑?の平坦地(2018年現状は折れた杉の木がありました)に左折します。丘陵の麓まで行くと右手に登り道があり、すぐに祠があって、その前を左方向に登り、祠の裏手の丘陵支尾根先端を目指します。丘陵支尾根先端から井尻(北)城です。
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訪城備忘録 |
井尻川に並行して西側に南北に延びる丘陵から東側に突き出る支尾根3つに城跡があります。一番北側の城跡(北城)が規模的には大きく、空堀など縄張りがしっかりしていてこちらが本城のようです。北城は祠裏手をつづらに登ると先端の段郭に至ります。やや南側にその上の郭への虎口が認められます。上の郭が東側が一段低く結構大きな郭で北側に土塁があります。土塁の先は堀切となっていてこれは明瞭です。堀切の先の郭が主郭側の副郭です。副郭の北側にはくの字の空堀(堀切)が残ります。これも明瞭です。副郭から西が主郭のようです。逆L字の郭で二段になってる感じです。この南側(丘陵尾根側)にも空堀(堀切)が横たわり、ここに明瞭な土橋も残ります。 小さいですが見ごたえのある北城です。
北城から尾根を歩いて行き、ややピークになっている高まりをこえたところ(土橋から100mほど)で左手に降りていくと中城です。支尾根を遮断するように土塁が横たわり、その先に堀切があります。その先は中城主郭で堀切側が土塁になってます。この主郭から4段の郭があります。4郭は他の三郭を包むようにU字の郭です。
南城は尾根から行こうと思ったら迷いました。南北の丘陵を行くと堀切なのか切通なのか明瞭な丘陵を遮断した箇所にでます。この堀切状は麓まで道がつづいてます。 いったん麓から中城と南城の間の谷に入り(昔の寺跡だそうです)谷の入り口で左手に登る道が墓地まで続いてます。この墓地の裏手が南城です。墓地から堀切からの竪堀?を登って行けます。南城は尾根側の土塁が非常に高く、分厚く土塁というか大きな土壇、櫓台跡でしょうか。郭はこの城塞群では一番広い郭ですが単郭のみです。平時の居館でしょうかね。
以上、三つの城塞群ですが、なかなか面白い形式ですね。
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中城・南城の間の谷部
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築城時期、築城者は定かではないようです。史料では谷垣兵部が城主と伝わるようです。
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