丹後    宇谷城



ファイルNo3279

小さい城ながら、明瞭に残る畝状竪堀が楽しめる城跡
                            南西の堀切

@ うだにじょう 
  別名  

A住所:舞鶴市桑飼上
B目標地点:ライフステージ舞夢
C形式:山城  D比高:50m 
E現況:山林

F遺構等:郭・土塁・堀切・畝状竪堀
G時代/人物:戦国期?/一色氏?
H満足度: 凸凸+
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  麓から15分

J撮影・訪問時期:2017年07月

  

道案内 

綾部宮津道路の舞鶴大江インターを下り、府道533号線を右手方向に行きます。600m先の地頭の信号で左折し国道175号線に入ります。400m先の由良川橋北の信号で右折し由良川橋を渡ります。正面の丘が城跡ですが渡ったら右折し府道55号線に入り、20mほど先の老人施設入口の坂の手前に駐車します。登り口はふたつあり、橋からT字の近くに赤いポストがありここから入るかその先を右折し防火用水池のそばで右折し民家の左手に納屋と納屋の間に小道がありそこから斜め右手に登り、竪堀状を登りきると二の郭、主郭への道に出ます。
 
訪城備忘録

ポストのところから木の階段の登り、墓地の左手山側の竹藪を抜けます。そこから急斜面を登りますと中腹に竪堀が確認でき、その先は主郭の西下郭でその右手には大きな堀切が見えます。切岸を登ると主郭です。低い土塁が周囲を巡ります。主郭には祠があります。東側に道があり、主郭の虎口を出ると堀切があり、土橋が架かります。付属する郭を過ぎて降りていくと二の郭です。ここもなかなか広いしっかりした郭です。ここをさらに下りていく道がありますが、後で記述します。ここの見所は主郭の南斜面から西斜面の堀切・畝状竪堀群です。主郭の南側斜面に回り込みます。竪堀が堀切から落ちる竪堀も含めて8条ほどありました。上部で竪堀同士がつながってコの字状であったり、途中で連結してH状であったりします。畝状竪堀群の先、南西の斜面に二重堀切が明瞭に残ります。この二条から落ちる竪堀も明瞭で、この付近の地形を複雑にしています。西側斜面にも南西の堀切とつながった横堀状の堀があり、ここからコの字状に竪堀が落ちます。その下に同様のコの字状の堀・竪堀があります。北西側尾根、主郭下に堀切があり、ややなだらかな西側斜面に3条の竪堀があります。北側尾根には段郭群があるようですが、これは見落としました。 先ほどの二の郭から道を下ると堀切・土橋があり、さらに下りていくと出郭のような平坦地があります。手前に竪堀があってこれを下りていき、民家の背後まで下りて、斜面の細い道を下ると民家の納屋と納屋の間に出ました。民家の間に道は私有地なんか?です。防火用池の所で元の道にでられます。この城、小さな城ですが南斜面、西斜面は堀が複雑に構成され面白いですが、この構造の意図がイマイチ私にはわからんです。

城跡遠望
歴史

築城時期等は不明のようです。一色兵部大夫、飯田氏が城主として名前が残るようです。

南の畝状竪堀      西の畝状竪堀
登城口@        登城口A
  
南の畝状竪堀
西の畝状竪堀
南西の堀切
二重堀切を斜面下から
     
支尾根の竪堀状     主郭西切岸
主郭の低土塁      主郭虎口
東側下の段の郭(二の郭)
東側登城道の土塁・堀切土橋
東側登城道
南側畝状竪堀
南側竪堀
西側竪堀      西側横堀
北西側畝状竪堀
北西側堀切

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