丹後 森本城(東城)



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                            堀切

@ もりもとじょう 
  別名 
A住所:京丹後市大宮町森本
       旧:中郡大宮町
B目標地点:興勝禅寺・大屋神社・秋葉山神社
C形式:山城  D比高:40m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切・畝状竪堀・土塁
G時代/人物:戦国期?/成吉氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  寺から15分

J撮影・訪問時期:2017年05月

  

道案内 

舞鶴若狭自動車道の綾部ジャンクションから綾部宮津道路に入り、さらに宮津天橋立インタから宮津与謝道路に入り与謝天橋立インター、さらに野田川大宮道路で大宮インターまで行きます。下りたところが府道655号線で右折します。約1.8km先の左手が興勝寺です。このお寺の背後やや左が城跡(東城)です。
 
訪城備忘録

城跡は主尾根から派生する二つの支尾根に東城と西城があります。西城は主郭に秋葉山神社があるようですが、遺構としては主郭周囲の腰郭・段郭と主郭背後に堀切がある程度のようで、神社への道も崩壊しているようで、今回はあきらめました^^; 東城は集落の途中に墓地に向かう道があり、墓地まで登り、細長い墓地(ここも昔は郭ですかね)の左端から上に登ると左に長い竪堀を見ながら段郭から主郭前の副郭まで登れます。当日はこの道がわからず寺の背後から山にとりつき、少し登ると堀切状の箇所を越え、尾根に登り副郭に入りました。副郭から主郭へ入る導線には土塁付きの虎口があります。主郭は長方形の形で北側、東側に土塁がありました。北側下には堀切があります。いったん主郭から副郭に戻り西の斜面を行くと三条の畝状竪堀があります。肉眼でははっきりしているのですが写真には撮りにくいです。主郭背後に廻ると二重の堀切があります。結構深く明瞭です。二重堀切を超えると尾根が続きます。小郭状に幾つかある感じです。この尾根をU字に回り込むと西城に行けるのでしょうが藪がきつくて行く気になりません。二重堀切、畝状竪堀と思った以上に見応えのある城跡でした。

集約内登り口
歴史

築城者、築城時期は定かではないようです。戦国の天文年間(1532〜55年)の史料にこの城の城主として成吉孫治郎、成吉新左衛門尉、榎並氏などの名前があるようです。

主郭土塁           畝状竪堀
  
先端の堀切状      中腹の竪堀
竪堀           畝状竪堀
主郭虎口          主郭
堀切(二重堀切の主郭下側を横から)
堀切の土橋(二重堀切の主郭下側)
二重堀切を奥から見る
堀切(二重堀切のひとつ)

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