越中 千石山城



ファイルNo3607


 主郭北西下の二重堀切の一つ         

@ せんごくやまじょう 
  別名  

A住所:中新川郡上市町千石
B目標地点:上市川第二ダム
C形式:山城  D比高:400m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切・説明板
G時代/人物:戦国期/土肥氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
 林道峠の登り口から20分(比高140m)

J撮影・訪問時期:2019年11月

  

道案内 ←上の登城口    ←城跡

北陸自動車道立山インタを下り、県道3号線で約3km先の正印西の信号で右折ます。上市市内を通って約4km先の北島の信号を直進して県道46号線に入り、馬場島を目指します。約6km先で県道67号線との分岐で右折し、県道67号線に入ります。上市川ダム、その後、上市川第二ダムを目指します。上市川第二ダムから約1km先を左折し林道に入ります。約1.5km先には駐車場付きのハイキング用の登山口です。さらに、約4km先のU字カーブの峠に登城口があります。登城口から尾根に登り、尾根道を進みます。途中で下の登り口と合流し、尾根上の堀切を見ながら主郭を目指します。
 
訪城備忘録

標高757mの山頂で富山県内二番目に高いところにある城跡だそうです。峠の登城口から尾根道を進んでいきます。ハイキング道の右手に堀切が三条見ることができます。最後の坂を登ると主郭です。主郭は東西に長い郭で西側に土壇状の高まりがあります。本に寄れば主郭の北側に内桝形があるとされますが、よくわかりません。主郭の西下に腰郭がありこの郭はL状に北側まで廻りますが、藪です。この腰郭の北西端から下がる尾根を100mほど藪を漕ぎながら進むとやや右手(北側)の急斜面下を10mほど下りたところの尾根に二重堀切が残ります。この二重堀切の外側の堀切は深くて藪もなく良く残ってます。この城、城としては簡素な城で遺構も少ないですが、立山連峰、特に剱岳が正面に遠望できる絶好の眺望の地であり、ハイキングで登られる方が多い所です。

主郭説明板
歴史

築城時期は定かではですが、鎌倉後期、地頭としてこの地を領した土肥氏が南北朝期に越中に入国し、初期の本城が堀江城とされます。永禄十二年(1569年)以降は弓庄城が本城となりました。天正十一年(1583年)、佐々成政に攻められて弓庄城が落城し、土肥政繁は降伏し越後上杉氏を頼り落ち延び、千石山城も廃城になったとされます。

     主郭    主郭からの眺望
現地説明板より
現地説明板より
  
       登城口    登城口からの眺望(剱岳)
第三   南東尾根の堀切   第二
主郭
北西の尾根
二重堀切を上から    堀切を横から
二重堀切の外側の堀切を横から
  
主郭からの眺望(立山連峰・剱岳)
主郭からの眺望(剱岳)
林道からの眺望(立山連峰・剱岳)
稲村城 3851
@ いなむらじょう 
  別名  

A住所:中新川郡上市町稲村
B目標地点:上市川ダム
C形式:山城  D比高:200m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切
G時代/人物:戦国期/土肥氏
H満足度: 未訪城

I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
 

J撮影・訪問時期:(2022年09月)
←城跡   ←県道沿いの標識のある場所

北陸自動車道立山インタを下り、県道3号線で約3km先の正印西の信号で右折ます。上市市内を通って約4km先の北島の信号を直進して県道46号線に入り、馬場島を目指します。約6km先で県道67号線との分岐点があります。城跡案内標識があります。ここへ右折し、県道67号線に入りますが、すぐの右手に墓地があり、ここの背後から登るようです。

【歴史】
土肥氏の城と伝わります。

麓の集落から城跡遠望

近くの城・関連の城: