越中/ 安楽寺砦



ファイルNo2855

              主郭虎口(土塁と土橋)

@ あんらくじとりで 
  別名 安楽寺城 

A住所:小矢部市安楽寺
B目標地点:国道8号線源平トンネル
C形式:山城  D比高:120m 
E現況:山林

F遺構等:郭、土塁。堀。堀切、説明板、碑
G時代/人物:南北朝期/高橋氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  登城口から15分

J撮影・訪問時期:2014年04月

  

道案内 ←登り口  ←城跡

能越自動車道(高岡砺波道路)の福岡インタで下り、斧川東の信号を直進して国道8号線(小矢部バイパス)を進みます。6.5km先が源平トンネルで、このトンネルを出たらすぐの右手にチェーン脱着用の駐車場の箇所があります。ここのトンネル寄りに登り口があります。 鉄塔の管理道のようで、山上の白黒に塗装された鉄塔を目指して登ります。鉄塔の箇所にさらに右手に300mほど進むで左手奥が主郭です。鉄塔のところから城域には入っているようです。
 
訪城備忘録

最初は道坪野側から登れないかと中腹まである農道を行ってみたりしましたが、中腹から上が藪状態で登る個所がありませんでした。たまたま、近くで農作業をされていた方に聞いて8号線側に登り口があるのを教えていただきました。(感謝) 城跡は地元の方々が草刈りをされたとの事(再び感謝)で、鉄塔から主郭までの道、主郭周囲はきれいになっていますが、副郭などは深い笹に覆われており、遺構の確認は出来にくい状態です。 主郭は幅40m程度、奥行50m程度の方形で周囲より若干高くなっていて、低い土塁と浅い堀が巡ります。北側は崖になっていて、すぐ下に井戸がありました。 副郭の先、あるいは三の郭に相当するところにも空堀、土塁が残るようですが、笹藪状態で見ることを断念しました。また、鉄塔の反対側には二重堀切もあるようですが、パスしました。 氷見の海老瀬城とかを思い出させる感じですかね。土塁は低く、堀は狭く浅い(埋まってしまったはあります)のですが、縄張り技法としてはやや発達した感じもします。

  
登り口標識
歴史

応安二年[1369年)に高橋典次衛門が居住したとの史料があるようです。また、天文年間(1532〜54年)の城主は高橋典十郎則秋であり、木船城の石黒左近将監と戦い討死したとの記録もあるようです。その後、松岡新左衛門、久兵衛という名のものがこの城に居住したと記録があるようですが、詳細はわからないとの事です。 <現地案内板より>

主郭前土塁と堀          主郭内
現地説明板より        説明板
  
井戸          横掘

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